バレンタインの頃ですね。もうチョコレートの用意はされましたか。
ワクワクとして待っておられますか。
斉藤和の絵の中には、この時期にピッタリの「二人」が隠れたテーマになっている素敵な作品があります。
たんぽぽプロジェクト企画室のたんぽぽです。日本画家 斉藤和の応援ブログです。
斉藤和のTwitterはこちら。 http://Twitter.com/saitoukazu
隠れテーマ「二人」の作品をご紹介します。
まず、海外の方にも好評なこの絵です。
『星語り』
取材地は、秋田市。
個展のため秋田に行った斉藤和は、電車から見えた一面の田んぼの景色があまりに雄大で、電車を降りてスケッチをしました。水田に映るお月と、先に見える大きな二本の木を眺めているうちに、語らう「二人」の姿が見えてきたそうです。
語らっているのは、夜だけではありません。
『風立つ』
同じく広い田んぼ一帯の中の一本道を語らって歩く「二人」。
風が立ち、煙が横になびいています。一瞬の時を切り取った作品です。
❀雑学メモ❀ 題名は『風立つ』。
「風立つ」は、秋の季語で、涼やかな風が吹き始める様子をいうようです。
「風が立つ。生きようと試みなければならない。」フランスの詩人 ポール・ヴァレリーの言葉です。この言葉はジブリ映画「風立ちぬ」のテーマにもなっています。同名原作の堀辰雄さんは「風立ちぬ いざ生きめやも」と訳しました。
『道往きて』
取材地は、京都嵐山、大悲閣千光寺に続く道です。「二人」でお参りにむかっているのでしょうか。
スケッチ場所です。
❀雑学メモ❀ 嵐山渡月橋から曲がったこの道を大堰川に沿って上って行くと、大悲閣千光寺へ向かう参道の石段が見えてきます。大悲閣は石段を上った嵐山の中腹にあり、大堰川の切り立った岩肌に建つ観音堂で、嵐峡の絶景を眺めることが出来ます。
語っているのは、人だけじゃありません。
『グノームス』
左:『双つ華』 右:『キャロット』
どの絵からも、寄り添った「二人」の語らいが聞こえてきそうです。
そして、題名がそのまま
『二人』
とされた作品があります。
『二人』 チョコレートのアイスですね。
『二人』
『二人』は、ミニ作品で可愛らしく温もりのある絵です。
いかがでしたか。
この絵を観て、心あったまる時間を過ごせしてもらえますように。
HAPPY VALENTINE。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。。
今日も素敵な日となりますように。。