たんぽぽプロジェクト企画室

日本画家 斉藤和の応援ブログです。斉藤和の絵について語ったり、最新情報・プレゼント企画をお知らせします。斉藤和の作品集『絵言葉』・オリジナルスマホケース・ポストカードのご購入、その他のお問合せはこちらまでお願いします。tampopo_pk@yahoo.co.jp

風立つ中の二人

バレンタインの頃ですね。もうチョコレートの用意はされましたか。

ワクワクとして待っておられますか。

斉藤和の絵の中には、この時期にピッタリの「二人」が隠れたテーマになっている素敵な作品があります。

 

たんぽぽプロジェクト企画室のたんぽぽです。日本画家 斉藤和の応援ブログです。

斉藤和のTwitterはこちら。 http://Twitter.com/saitoukazu

 

 

隠れテーマ「二人」の作品をご紹介します。

まず、海外の方にも好評なこの絵です。

f:id:tampopoproject:20220211180028j:plain

『星語り』

取材地は、秋田市

個展のため秋田に行った斉藤和は、電車から見えた一面の田んぼの景色があまりに雄大で、電車を降りてスケッチをしました。水田に映るお月と、先に見える大きな二本の木を眺めているうちに、語らう「二人」の姿が見えてきたそうです。

 

語らっているのは、夜だけではありません。

f:id:tampopoproject:20220211175434j:plain

『風立つ』

取材地は、富山県高岡市

同じく広い田んぼ一帯の中の一本道を語らって歩く「二人」。

風が立ち、煙が横になびいています。一瞬の時を切り取った作品です。

 

❀雑学メモ❀ 題名は『風立つ』。

「風立つ」は、秋の季語で、涼やかな風が吹き始める様子をいうようです。

「風が立つ。生きようと試みなければならない。」フランスの詩人 ポール・ヴァレリーの言葉です。この言葉はジブリ映画「風立ちぬ」のテーマにもなっています。同名原作の堀辰雄さんは「風立ちぬ いざ生きめやも」と訳しました。

 

 

f:id:tampopoproject:20220211180909j:plain

『道往きて』

取材地は、京都嵐山、大悲閣千光寺に続く道です。「二人」でお参りにむかっているのでしょうか。

 

f:id:tampopoproject:20220211215341j:plain

スケッチ場所です。

 

❀雑学メモ❀ 嵐山渡月橋から曲がったこの道を大堰川に沿って上って行くと、大悲閣千光寺へ向かう参道の石段が見えてきます。大悲閣は石段を上った嵐山の中腹にあり、大堰川の切り立った岩肌に建つ観音堂で、嵐峡の絶景を眺めることが出来ます。

 

 

語っているのは、人だけじゃありません。

f:id:tampopoproject:20220211174513j:plain
f:id:tampopoproject:20220211174342j:plain

『グノームス』

 

f:id:tampopoproject:20220211173946j:plain
f:id:tampopoproject:20220211174702j:plain

左:『双つ華』 右:『キャロット』

 

どの絵からも、寄り添った「二人」の語らいが聞こえてきそうです。

 

そして、題名がそのまま

『二人』

とされた作品があります。

 

f:id:tampopoproject:20220211174251j:plain

『二人』 チョコレートのアイスですね。

 

f:id:tampopoproject:20220211174300j:plain

『二人』

『二人』は、ミニ作品で可愛らしく温もりのある絵です。

 

いかがでしたか。

この絵を観て、心あったまる時間を過ごせしてもらえますように。

HAPPY VALENTINE。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。。

 

 

今日も素敵な日となりますように。。