昨年12月24日に発売されました、雑誌『Gen de Art』(ゲン デ アート)冬号NO.6。
斉藤和のインタビュー記事が掲載されましたが、とても素敵だったので内容を少し。。
たんぽぽプロジェクト企画室のたんぽぽです。日本画家 斉藤和の応援ブログです。
斉藤和のTwitterはこちら。 http://Twitter.com/saitoukazu
このブログの第1回目「日本画家 斉藤和って?」にて、『Gen de Art』(ゲン デ アート)冬号の概要と発売日をご紹介をさせてもらいました。その掲載されました斉藤和インタビュー記事を抜粋して、また載った作品をご紹介します。
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『Gen de Art』は、社団法人東京銘酒協会が発行している、酒とア-トに特化した雑誌です。文字は英語と日本語で語られ、世界へ発信、販売されています。
斉藤和―芸術がもたらす癒しというテーマでのインタビュー記事です。
「美・癒・平和 ― 斉藤和のポケット」という題名と斉藤和ポートレートと『星回廊』で始まります。
『星回廊』
小見出しの一つ目『日本画の虜』では、どのように日本画を目指すようになったかについてです。
子供の頃から絵を描くことが好きだった斉藤和が、高校三年生の時に描いた先生の似顔絵が、偶然学校に来ていた画家の目に留まり、日本画という世界を初めて知ります。「一瞬にして日本画・天然岩絵具の虜になりました。」と鮮明に残る魂の震えを回想します。美術の道に進むことを一度も考えたことがなかった斉藤和は、目に映る美術の世界が輝いて見えたそうです。また、「枠にとらわれない自由な表現や懐の深さに魅了されました。」と日本画に心奪われた事について語っています。
二つ目の小見出しは『自然・日常はインスピレーションの泉』です。
この中では小さい頃から描いてみたいと思ったことはポケットにしまっているという斉藤和が、「いまだに実現出来てない事がたくさんで常にポケットから描きたいことが溢れている状態なんです。」「感動の種を一つひとつ丁寧に確かめて、自然と繰り返し対話した``気持ち”を落とし込むことを大事にしています。」と語ります。
『かぐや』 『天翔る』
三つ目の小見出し『言葉に表せない美を日本画に込めて』では、「自分から自然と湧き出てくるものを、癒しとして感じてもらえるような気がする。」と今の心情を語っています。
『いちふじにたかさんなすび』
富士に架かった日輪と、鷹を表す折り鶴二羽と茄子二個が、金箔の下から浮かび上がり、京野菜・賀茂ナスの高貴な紫色とみずみずしい様子のとても縁起のいい作品です。
最後の小見出し『想いをタンポポの綿毛にのせて』では、たんぽぽプロジェクト企画室での活動や想いについてや、「私は``日本画‘‘という言葉が大好きなんです。個展で海外の方とお話させて頂く際も``和紙‘‘や``筆‘‘、``岩絵の具‘‘というような伝統的な言葉をあえて使うように意識しています。」と、日本画の伝統を日本を超えて世界へも残していきたいと願う思いが語られました。
『星語り』
表紙には『雪の移ろう』、裏表紙に『月の袂に』が掲載されましたが
一頁目にも、一点作品が載っています。
『時待月』(ときまちづき)
木々に囲まれ、岩々の中をゆったりと流れる川のむこうからのぞくお月さま。。
春を待っているという意味の題名で、花の咲き乱れてるようにも見える木々ですが、これは木の芽吹きが描かれています。斉藤和の青い世界感で表現され、のぞく月からこれからやって来る春、そして未来への希望が感じられる作品です。
表紙の冬の雪から、春を待ち、裏表紙の春の訪れまで楽しむことが出来ました。
斉藤和をもっと知ることの出来る雑誌となり、記念に残るものとなりました。お読み頂いた方本当にありがとうございました。
また、この斉藤和の絵やインタビュー記事が掲載された号は冬号NO.6でしたが、先日『Gen de Art』春号NO.7が発売されました。今号のアート特集は、日本画家 平松礼二さんです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。。
今日も素敵な一日になりますように。。。