たんぽぽプロジェクト企画、第16回斉藤和スケッチプレゼントに本当に沢山のご応募頂き、ありがとうございました!!厳正なる抽選の結果、当選者は、H・S様に決定させていただきました。おめでとうございます!
次回は夏になる頃に出来たらいいな、と思っております。その時はまたどうぞどうぞよろしくお願いいたします。
たんぽぽプロジェクト企画室のたんぽぽです。日本画家 斉藤和の応援ブログです。
斉藤和のTwitterはこちら。 http://Twitter.com/saitoukazu
今回のブログは、先日斉藤和のインスタグラムにドイツの学生さんから届いたお話からしたいと思います。
その学生さんは、ワインの醸造を学べる大学に通っていて、初めて自分でスパークリングワインを作っているそうです。その熱い思いを語ってくれました。
初めてのスパークリングワイン。そして、斉藤和の絵をインスタで見つけてとても好きになって下さり、そのワインのラベルデザインに斉藤和の絵を是非使わせてもらいたい、というお願いでした。
斉藤和とたんぽぽプロジェクト企画室の想いの中に、日常の中に絵を、、そして世界にも日本画の素晴らしさを斉藤和の絵を広めていきたいということがあります。
学生さんの想いが伝わってきたので、無償で使ってもらうことにしました。
ラベルに希望してくれた絵は、『竹の花』という作品です。
取材地は、京都嵯峨野の竹林です。
お月に照らされ浮かび上がる桜と竹。正面から見ているはずなのだが、お月に伸びる竹と桜の花がお月まで届きそうで夜の空とのつながりが感じられる素敵な絵です。
この日本画がドイツのワインとして、どんなラベルになるのか。ドイツの学生さんたちの反応はどんななのか。六月頃出来る予定らしくとても楽しみです。
出来ましたら、写真でご紹介させてもらいますね^^
学生さんがお酒を造る、というと不思議に思われますが、日本でも学べる大学はあるそうです。そして、なんと高校で唯一1校だけ酒造りの全工程を学べることが出来る高校があります。
山口県立田布施農工(たぶせのうこう)高校 酒造蔵部(しゅぞうくらぶ)です。
校内の水田を使っての酒米の栽培から、精米、蒸米、仕込み、瓶詰まで日本酒の醸造を一貫して学べ、日本酒を作り出しているそうです。
2019年、田布施農工高校の先生とご縁があり、斉藤和は酒造蔵部さんの活動に共感しました。今まで文字だけだった日本酒のラベルに斉藤和の絵を使ってみたいと言ってくださり、生徒さんの情熱のこもったお酒が斉藤和の絵で飾られ出来上がりました。もちろん、県立の高校ですので、無償でお引き受けしました。
清酒 滄桑(そうそう)というお酒のラベルに使われたのは『風の往還』です。
『風の往還』
清酒 賛否両論(賛否両論)というお酒のラベルに使われたのは『星回廊』です。
『星回廊』
高校で作られるお酒は、高校生は味を見たりすることはできません。どうやって作っているのか。「香りをかげば、発酵のどの段階かもだいたいわかります」と言っているインタビューをみました。香りや色を五感を研ぎ澄まし感じ、本当に誠心誠意、心を込めて試行錯誤しながら作られていることでしょう。
そして、酒造蔵部さんと、山口県の酒造・株式会社はつもみち``酒造さんとのコラボから生まれましたお酒も造られていました。
このラベルの絵には、『天翔る』が使われました。
『天翔る』
青いボトルに入れられたお酒に、青い斉藤和の絵たち。高校生活という限られた時間の中で酒造りにかける高校生たちの熱い思いに、青い色がぴったりと寄り沿えてる気がします。
こちらの出来上がった純米酒「清春」は、店頭やネットで販売が可能となっています。
「清春」のラベル、『天翔る』に描かれた``ひとすじの流れ星‘‘を眺めながら、酒造蔵部の生徒さんの想いを感じながら味わい頂きました。本当に美味しかったです^^
❀雑学メモ❀ 山口県周南市にあります、株式会社はつもみち`酒造さんは、創業文政2年(1819年)200年もの歴史があります。地域社会の発展に貢献することを使命としているそうで、この素晴らしいコラボも納得です。
田布施農工高校酒造蔵部さんと、はつもみち``酒造さんとのコラボのお酒「清春」。。今年はどんな味になるでしょうか。冬頃発売されましたら、また今年も是非購入して味わいたいものです。^^
最後までお読みいただき、ありがとうございます。。
今日も素敵な一日になりますように。。。