たんぽぽプロジェクト企画室

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斉藤和の文庫本の表紙装画の話

こんにちは。今回は、5月になったら思い出す3年前の5月に発売されました、斉藤和が表紙装画しました本についてご紹介したいと思います。

 

 

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斉藤和を知ってもらおう画歴シリーズ第4弾になります。

2019年5月。

朝日文庫さまよりドナルド・キーン著の『このひとすじにつながりて』ーわたしの日本研究の道ーという本が発売されました。斉藤和の『天翔ける』という絵を見たデザイナーの方が気に入って、この本の表紙装画をご依頼して頂きました。

 

『天翔ける』

取材地は、奈良県明日香村です。雄大な田園と山々に星が流れ、長い歴史の重みも感じられるような絵です。

 

斉藤和はその昔、流星群が出現している時に流れ星を見ました。一瞬のはずなのに時間が止まったように感じたそうです。

空に一本の線が絵のようにとぎれとぎれに美しく描かれていく様に驚いて、その瞬間を描かなければ、と思ったそうです。

 

 

この『天翔る』シリーズはとても人気があり、斉藤和の代表的な作品の一つです。

その後、田布施農工高校の日本酒のラベルにもなりました。(ブログ:「斉藤和が学生の作ったお酒のラベルに!」を見て下さい)

 

 

発売日は大騒ぎです。本屋さんへ朝から向かいました^^

ドナルド・キーン著『このひとすじにつながりて』ーわたしの日本研究の道

 

本屋さんにて

 

ドナルド・キーン氏は、文化勲章菊池寛賞はじめ数々の賞を受賞されている日本文学研究者、文芸評論家であり翻訳者です。

ニューヨークに生まれ、コロンビア大在学中に、『源氏物語』に出会い感銘を受けます。第二次世界大戦後、京都大学大学院に留学したあと、コロンビア大教授に就任しました。古典から現代文学まで広く研究しその美しさを語り、海外に日本文学の評価を高め、日本と世界の架け橋として多大なる貢献をされました。

2011年震災後には、日本国籍取得を決意し、雅号を「鬼怒鳴門(キーン・ドナルド)」とするほど、日本を愛していました。

2019年2月、大好きな日本の新しい時代ー令和ーを知る前に逝去されました。

 

『このひとすじにつながりて』ーわたしの日本研究の道ー』

この本は、キーン氏が幼少期から抱いていた日本及び日本文化への憧憬や、京のぼっくりの音やカエルの声に古き日本を聴き取り、三島由紀夫谷崎潤一郎ら当代の文豪、知識人との交流から新鮮な刺激を受けた日々を、若き海軍の通訳士官から日本文学研究者に至るまでのひたむきな道程が詰め込まれた、ドナルド・キーン氏の前半生の自叙伝です。

 

❀雑学メモ❀ 文庫『このひとすじにつながりて』ご希望の方は、本屋で販売されておりますが、置いて無い時は店頭でご注文下さい。アマゾンなどでも販売しております。

 

 

『天翔る』は、流れ星が印象的な絵です。

一番最初に描いた『天翔る』は、、

『天翔る』
取材地は、京都市右京区北嵯峨です。夜の静かな田園風景の向こうには家の灯りがあり日常の外で、流星に照らされた田が浮かび上がり、幻想的な風景です。

 

 

『天翔る』

取材地は、石川県小松市安宅。梯川 (かけはしがわ) 河口近くの風景。
田園風景ではなく、川に映った家の光も美しく、星さえも映しこんだような川面に流れる星も綺麗です。

 

 

 

『天翔る』のポストカードを作ってみました。

「天翔る」のポストカード

 

 

ポストカードご希望の方は、ブログ「第11回 斉藤和のスマホケースとポストカードのお知らせ」に詳細をかいておりますので、そちらをご覧ください。

 
 
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最後までお読みいただき、ありがとうございます。。

 

 

今日も素敵な一日となりますように!