最近、ピアニスト近藤由貴さんのピアノをよく聞きます。音の歯切れが小気味良くてとっても気持ちがよいのです。表現も素晴らしく、寝る前は優しい曲で癒されて、昼間はテンポアップの曲で刺激を受けます^^
たんぽぽプロジェクト企画室のたんぽぽです。日本画家 斉藤和の応援ブログです。
斉藤和のTwitterはこちら。 http://Twitter.com/saitoukazu
音楽は耳から、絵は目から入ってきているイメージですが、例えばピアノならピアノを奏でる指はもちろん腕の動きや筋肉、ペダルを踏む足の動き、体すべてを使った表現
や緊張感などからも音楽を感じたりします。
絵の場合、音楽と違って描いているその瞬間はなかなか目には出来ません。
(斉藤和の個展では、それを少しでも感じて頂こうと墨を用いたライブを行ったりしています)
でも、絵はじっと見つめているうちに、心の中で記憶した音が奏でだしてくることがあります。
斉藤和の絵の中で、まず楽器を手にしている絵をご紹介します。
『ふるるる』
『あまんね』
タイプの違う絵でしたが、フルートと琵琶の音色が聞こえてきましたか。。
梅雨の時期に入りだしました。洗濯物が干せなかったり、外に出るのに気が重くなる時もあるけど、地面に打ち付けはねかえる雨を見ていると、自然と心が癒されて
いる事があります。雨の音色をどうぞ。
『紫陽花』
時期は夏の頃
『再雨』
蓮に葉にたまった雨水は美しいですね。斉藤和はその美しさを描きたくて、『再雨』を描き始めました。池の表現に、映った空の色や草木の色といった現実味のある色は用いず、蓮の葉上が美しく際立つように、水はアルミニウム粉や錫箔(すずはく)で、抽象的に描いています。
小雨の音色が聞こえますか。
『再雨』
『いと』
ふすまの向こうは、静かに雨が降っています。
次は、耳を澄まして、水の音色をお聞きください。。
『風の往還』
『秋静か』
音の聞こえる絵を探していたら、段々風景ってみんな音が聞こえるような気がしてきました。
『水の星』
取材地は、京丹波の方。田園の道に小さな川が流れ、蛍が飛んでいます。
静寂だけど、どこからか生き物の音や木々のざわめきや、川や用水路の水の音や、時代が変わっても変わっても、変わらない音がこの世には存在する気がします。
さっき、夜の散歩をしていたら、今年はじめての蛍を見つけて幸せな気分になりました。音を意識するといつもの夜の風景の中から、色んな音が入ってきます。
最後に、にぎやかに夏の風物詩、花火の音を楽しんでください。
『花火』
『花火』
最後までお読みいただき、ありがとうございます。。
今日も素敵な一日となりますように!