斉藤和が挿画した絵本『大きなパパくまさん』が、ついに発売されました!そしてフランスで斉藤和表紙画の本が出版された話など最新情報です!
_たんぽぽプロジェクト企画室のたんぽぽです。日本画家 斉藤和の応援ブログです_ 斉藤 和のTwitterはこちら http://Twitter.com/saitoukazu
まず、前回ブログ『日本画家 斉藤和のお年賀の贈り物、スケッチ&直筆辰年干支の短冊プレゼント』には、沢山のご応募を頂き、そして温かいメッセージを本当に本当にありがとうございました!!
今回も厳正な抽選の結果、短冊に描かれた原画の龍のお年賀は、福岡県在住のS・R様、長命杉のスケッチプレゼントは、広島県在住のA・K様がご当選されました。おめでとうございます!!
原画なので少人数しかお送りできませんが、まだまだ沢山の方にお届け出来るよう続けていきたいです。次回もご応募お待ちしております!!
斉藤和が挿画した絵本『大きなパパくまさん~四国おへんろ編~』が、ついにアマゾン出版から販売されます。この絵本は世界9か国で翻訳されて発売されます。もうすでに数か国の翻訳での発売は始まっていたのですが、日本語訳の発売も開始されました!
表表紙と裏表紙です。
絵本「大きなパパくまさん」は、ポルトガル在住の作者・ベルナルド・サンタナさんが、日本に不思議な力で導かれ、四国八十八か所のお遍路巡りをした事から始まりました。
アマゾンでの本の概要を引用します。
【「大きなパパくまさん」は、四国八十八か所の神聖なるお寺をめぐる、大きなパパくまさんの驚きいっぱいの魅惑的で楽しい旅物語です。
ポルトガル在住の筆者が2019年に四国遍路をした時に起きたことがあまりにも不思議で美しかったので、それをもとに書きました。
~中略~道中で会う修道士様、鶴、トカゲ、蝶、小鳥などの賢い動物たちから、人生の貴重な教訓を教えてもらいます。~~】
海外の人から見た四国巡礼の不思議さ、神々しさ、学び、出会い、、作者の熱い想いが詰まった素敵な絵本です。
そして斉藤和の挿画が物語に寄り添い、出会った沢山の生き物を尊く凛として、そして優しさを含ませながら描かれています。
昨年最後のブログで、この絵本の紹介をしています。
他の挿画の紹介と共に、絵の楽しみ方なども書いていますので、『ポルトガルから始まる絵本と斉藤和お年賀プレゼントのお知らせ』のブログもお楽しみください。
ご興味を持たれましたら、是非一冊お手元に、またプレゼントにいかがでしょうか。お楽しみ頂けましたら嬉しいです。
アマゾンでお買い求め頂けます。
アマゾン出版のサイトアドレスはこちらになります。 https://amzn.asia/d/idZktEi
『大きなパパくまさん~四国おへんろ編~』一冊 2,200円(送料無料)
〔サイズ 20.96×20.96×0.28㎝〕
たんぽぽプロジェクト企画室からも、お買い求めできます。
こちらからは、送料250円がかかりますのでお気を付けください。
絵本に斉藤和のサインをご希望の方は、お申込の際お申し付けください。
斉藤和日本画作品集『絵言葉』(2,000円)と絵本をご一緒にご注文される場合は、送料無料となります。(作品集について詳しくお知りになりたい方はこちらから)
お問い合わせ・ご注文は、下記メールまでよろしくお願いいたします。
❀申し込み先❀
tampopo_pk@yahoo.co.jp たんぽぽプロジェクト企画室
そして、斉藤和の日本画が、ある本の表紙画になりました。
フランスの「Editions Picquier」という出版社から1月に出版されました。
この出版社は、フランスでアジアの本(古典、近現代、現代などの主要な作家の作品の翻訳や、エッセイ、アートブック、レポート、児童書など)を出版することに尽力しており、フランスの読者にアジアの豊かさと多様性を紹介することを目的としています。
今回、開高健(かいこう たけし)の『夏の闇』という小説本を、翻訳してフランスで出版するにあたり、斉藤和の『名も無き』がぴったり合うということでご依頼頂きました。
ポケット版というサイズです。
❀雑学メモ❀ 開高 健(かいこう たけし)。。。小説家(1930年~1989年)
『裸の王様』で芥川賞を受賞。
『輝ける闇』『夏の闇』『花終わる闇(未完)』の「闇3部作」と呼ばれているベトナム戦争での凄烈な体験や取材をもとに、作者の永遠のテーマと言われる「人間とは何か」を書かれている。その2番目の『夏の闇』が今回の作品です。
表紙画になりました『名も無き』の原画がこちらです。
『名も無き』
この作品の取材地は、和歌山県田辺市。奇絶峡(きぜつきょう)の不動の滝をスケッチしていた斉藤和が振り返った時に現れた風景だそう。
斉藤和は、この『名も無き』を繰り返し、描く。月がメインのように感じるが、実は星が斉藤の中ではメインである。無数にある目には見えない星を、「名も無き」星たちを、描きたいという。
ベトナム戦争で、心に傷を負った主人公「私」と、この「名も無き」星たちが呼び合ったのかもしれない。
海外で、日本の小説家の書いた小説がこんなにも紹介されていることに驚きと喜びを感じました。ひと昔の日本という時代が感じられる小説翻訳も多く、海外でどのように受け止められているのか、そして、本の表装が本に合わせて色んなバリエーションがあり、それを見ているだけでも楽しめます。この出版社の取り組みに魅力を感じます。
Edition Picquier 出版社のサイトアドレスはこちら http://www.editions-picquier.fr/
斉藤和の絵が、日本画が海を越えて沢山の方に見て頂ける機会が一つ二つと増えて繋がっていっています。。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も素敵な一日となりますように。。。!