二月が始まりましたね。日本画家 斉藤和をもっと知ってもらうため、斉藤和の画歴を一つずつご紹介したいと思います。第一弾は、旧正月という事なので、2003年のイオングループ新春用に依頼された絵についてです。
たんぽぽプロジェクト企画室のたんぽぽです。日本画家 斉藤和の応援ブログです。
斉藤和のTwitterはこちら。 http://Twitter.com/saitoukazu
イオンは日頃使われますか。京都にはイオンモールとして何店舗もあって、よく活用されていると思います。
2003年、斉藤和はイオングループの迎春ポスターと、お買い物されたお客様への抽選プレゼント用の色紙と、日本昔ばなし絵皿(イヤープレート)の原画に採用されました。
迎春ポスター『旭のきらめく』原画
平成15年イオングループ迎春ポスター
実物が残ってないので、画像が粗いです。。
絵皿(イヤープレート)は、深川製磁で美しく焼かれた品物です。斉藤和のほのぼのとした優しさ溢れるお皿です。
❀雑学メモ❀ 深川製磁は、宮内庁御用達ともなった窯元です。初代が有田焼の伝統技法に欧州の先進技術を融合した独自の焼き物を生み出しました。現代まで職人の手から手へ受け継がれています。
2003年贈答用 『竹取物語』より
2004年贈答用 『金太郎』より 絵皿は二年目です。
お正月企画で、お買い物をして、ガラガラ抽選か何かでプレゼントされるというものだったと思います。斉藤和の絵皿をプレゼントとして喜んで下さった方に感謝します!
先日は、斉藤和はスケッチに出掛けました。世情的に遠くまで行けない日々が続いています。それ以前は、どこの場所と目的を決めてスケッチに行くことが多かったのですが、この日は目的地を決めずに、近場の自然の多そうな所へ行き、走ったことのない道をただ車を走らせ、スケッチをしたくなるような場所を探します。
桜や紅葉などない季節ではありますが、今は葉のない枝ぶりが見えたり、木々の肌感まで感じ取れたりします。
そして、冬ならではの空気感は、自然が寒さに耐えているからこそ出てくるものだと思います。凛として、スケッチする身も気持ちが引き締まるようです。
川がずっと先まで龍のようにうねっている様に惹かれたそうです。
曇天の中、一瞬晴れた静かな田園風景
田と田の間の一本道
こうした何気ない風景が、斉藤和の絵の閃きの大切なフォルダに加えられていきます。この日のスケッチも、いつか新しい絵の題材や要素として使われることでしょう。
この日スケッチした所とは違いますが、京都の北嵯峨の田園風景の絵です。
『風の行方』
取材地は、京都北嵯峨の後宇多天皇陵の近くです。あぜ道のところにうっすらと見える小屋は、稲木(イネなどを刈り取った後、束ねて天日干するための木材)を置くための小屋で、最近はあまり見られなくなった風景です。
『花の道』
取材地は、大覚寺という大きなお寺の奥の方になります。桜の季節で遠くには大覚寺の多宝塔が見えます。
北嵯峨は斉藤和がとても好きな場所で、散歩をしたりスケッチをしたり制作に煮詰まった時などもここに来ます。
奥の方に入っていくと少し高台になっていて、そこから見える田園ごしの京都の街並みはとても綺麗で、その景色を見て心を落ち着かせたりします。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。。
今日も素敵な一日となりますように。。。