たんぽぽプロジェクト企画室

日本画家 斉藤和の応援ブログです。斉藤和の絵について語ったり、最新情報・プレゼント企画をお知らせします。斉藤和の作品集『絵言葉』・オリジナルスマホケース・ポストカードのご購入、その他のお問合せはこちらまでお願いします。tampopo_pk@yahoo.co.jp

斉藤和の誕生日記念にポストカードプレゼント企画します。

6月18日は、斉藤和の62歳の誕生日でした!

たんぽぽプロジェクト企画室からは、60歳から誕生日には、斉藤和の絵でオリジナルTシャツを作ってプレゼントしています^^

 

 

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斉藤和のTwitterはこちら。 http://Twitter.com/saitoukazu

 

 

そのTシャツを今日は、ご紹介したいと思います。

まず2年前2020年6月18日のお誕生日には、、

 

斉藤和の描く『四神図』(四方を司る神獣ー白虎図・朱雀図・玄武図・青龍図)の中の一つ、朱雀図を用いて、Tシャツを作りました。この年は斉藤和60歳、還暦の赤いちゃんちゃんこに見立てて、赤い色にしました。

 

❀雑学メモ❀ "朱雀"は夏 (4月5月6月)を司り、「火」を意味し象徴する色は「赤」。ピッタリです。その美しい鳥の翼は、悪霊を追い払い逆境に打ち勝つ力と幸運を与えてくれると信じられているそうです。

 

『四神図ー朱雀図』

 

他の四神図です。

 

『四神図ー白虎図』

『四神図ー玄武図』

『四神図ー青龍図』

 

この斉藤和が描く『四神図』のモチーフにしているのは、奈良の明日香村のキトラ古墳の壁画に描かれている四神図です。

 

奈良明日香村  キトラ古墳

 

日本で四神の図像が全て揃っているのは「キトラ古墳」の壁画だけで、しかも天井には天文図が描かれ、東に金箔で太陽を、西に銀箔で月を表していて、中国式星図としては世界最古だそうです。

神秘の世界です。赤道・黄道(こうどう)をも円で表していて、その昔に、天文や太陽と月など自然にあるすべてを把握して、しかも彩色された絵で描かれている、、。

そこまでの素晴らしい人々の知恵を感じられる7世紀~8世紀というその時代には、存在しないと言われる神獣さえも実は存在していたのでは、、と思わせるくらい感動的なものを感じます。国宝にもなっています。

 

そんなキトラ古墳に惹かれた斉藤和は、モチーフとして、その時代や天文を肌身に感じながら斉藤和の『四神図』を描きあげました。

東の青龍図には太陽を、西の白虎図には月を。。

 

『四神図』は、ポストカードにもしています。

ポストカード『四神図ー白虎図・朱雀図・玄武図・青龍図』

 

 

 

次は一年前のお誕生日、2021年6月18日に贈ったTシャツです。

『星語り』を用いてTシャツを作りました。

 

Tシャツを着て絵を描く斉藤和。。アトリエにて。

描いているのは『かぐや』

 

『星語り』

取材地は秋田。

海外の方にとても高い評価を得ているこの作品、斉藤和もお気に入りの絵です。

 

 

そして、今年です!6月18日のお誕生日に贈ったのがこちら。。

明るい色が着たい、と最近言っているのでピンクを選びました。ピンクに合う絵がなかなか難しくて、色鉛筆も画材に使っている柔らかい作風と、蓮華がぴったり合ってこの『れんげの頃』にしました。

 

『れんげの頃』

取材地は、京都北嵯峨です。

 

 

斉藤和のTシャツ、いかがでしたか。

そこでですが誕生日記念として、『四神図』のポストカードを、18日の誕生日にちなんで18名様にプレゼントさせてもらおうと思います!!

 

ご希望者には、もう一枚お好きなポストカードをご記入いただきましたら、一緒に入れさせて頂きます。(ポストカードの詳細は、ブログ「第11回「斉藤和のスマホケースとポストカードのお知らせ☆」をご覧ください)

 

 

プレゼントをご希望される方は、『四神図のポストカード希望』とお名前とご住所をご記入頂き、下記のメールアドレスまでお送り下さい。ご希望者はもう一枚お好きなポストカード名もご記入下さい。

厳正なる抽選により、ご当選されました方にポストカードを贈らせて頂きます。

 

締め切りは、6月30日(火)まで

 

❀申し込み先❀  

tampopo_pk@yahoo.co.jp (たんぽぽプロジェクト企画室)  

 

 

どうぞ沢山の方のご応募お待ちしております!!

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。。

 

 

今日も素敵な一日となりますように!

 

斉藤和の絵から音色が聞こえる

最近、ピアニスト近藤由貴さんのピアノをよく聞きます。音の歯切れが小気味良くてとっても気持ちがよいのです。表現も素晴らしく、寝る前は優しい曲で癒されて、昼間はテンポアップの曲で刺激を受けます^^

 

 

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音楽は耳から、絵は目から入ってきているイメージですが、例えばピアノならピアノを奏でる指はもちろん腕の動きや筋肉、ペダルを踏む足の動き、体すべてを使った表現

や緊張感などからも音楽を感じたりします。

 

絵の場合、音楽と違って描いているその瞬間はなかなか目には出来ません。

(斉藤和の個展では、それを少しでも感じて頂こうと墨を用いたライブを行ったりしています)

 

でも、絵はじっと見つめているうちに、心の中で記憶した音が奏でだしてくることがあります。

 

斉藤和の絵の中で、まず楽器を手にしている絵をご紹介します。

 

『ふるるる』

 

『あまんね』

タイプの違う絵でしたが、フルートと琵琶の音色が聞こえてきましたか。。

 

 

梅雨の時期に入りだしました。洗濯物が干せなかったり、外に出るのに気が重くなる時もあるけど、地面に打ち付けはねかえる雨を見ていると、自然と心が癒されて

いる事があります。雨の音色をどうぞ。

 

『紫陽花』

 

時期は夏の頃

『再雨』

蓮に葉にたまった雨水は美しいですね。斉藤和はその美しさを描きたくて、『再雨』を描き始めました。池の表現に、映った空の色や草木の色といった現実味のある色は用いず、蓮の葉上が美しく際立つように、水はアルミニウム粉や錫箔(すずはく)で、抽象的に描いています。

小雨の音色が聞こえますか。

 

『再雨』

 

 

『いと』

ふすまの向こうは、静かに雨が降っています。

 

 

次は、耳を澄まして、水の音色をお聞きください。。

『風の往還』

 

『秋静か』

 

 

音の聞こえる絵を探していたら、段々風景ってみんな音が聞こえるような気がしてきました。

『水の星』

取材地は、京丹波の方。田園の道に小さな川が流れ、蛍が飛んでいます。

 

静寂だけど、どこからか生き物の音や木々のざわめきや、川や用水路の水の音や、時代が変わっても変わっても、変わらない音がこの世には存在する気がします。

さっき、夜の散歩をしていたら、今年はじめての蛍を見つけて幸せな気分になりました。音を意識するといつもの夜の風景の中から、色んな音が入ってきます。

 

 

最後に、にぎやかに夏の風物詩、花火の音を楽しんでください。

『花火』

『花火』

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。。

 

 

今日も素敵な一日となりますように!

 

伏見稲荷大社の夏のお祭りと行灯画

先日インターフォンがなって出てみると、伏見稲荷大社宮司さまが来て下さっていました。三年ぶりでしょうか。今年は、本宮祭開催出来るんですね!!って話です。

 

 

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伏見稲荷大社さまとは、もう長いお付き合いをさせて頂いております。

伏見稲荷大社では、7月に夏のお祭りがあります。

土用入り後初の日曜又は祝日に開催されます『本宮祭(もとみやさい)』と、本宮祭前日の『宵宮祭(よいみやさい)』です。

日本画家などの奉納による行灯画(あんどんが)400点ほどが、外拝殿(重要文化財)や境内周辺に並べられ展観出来ます。夜になると灯りがともり、それはそれは圧巻の情景です!

 

伏見稲荷大社

 

斉藤和も、平成9年から行灯画を奉納させて頂いており、今年で25年目です。

先日は、伏見稲荷大社様より行灯画用の和紙を届けて頂きました。今の世情により二年も行灯画展観が行われず寂しい気持ちでしたが、開催されるようです!

 

❀雑学メモ❀ 伏見稲荷大社の本宮祭は、稲荷大神のご分霊を祀る全国の崇拝者が総本宮に参拝して、日々のご神恩に感謝する大祭だそうです。

宵宮祭には、稲荷山をはじめ境内の散在する石灯篭、数千に及ぶ献納提灯に灯りを点ずる万灯神事が行われます。

 

 

行灯画が並んだ圧巻の写真が残っておらず、お伝え出来なくてすいません。。

今までの斉藤和が奉納させて頂いた行灯画を数点ご紹介します。

 

 

『プロムナード』

 

夕方暗くなりだすと、行灯に火が灯りだします。絵が昼間と違った表情を見せてくれます。

行灯画は、昼間も楽しめ、そして灯りがともった姿を想像しながら、題材、描き方なども考えて作っていきます。

特に色については、普段使っている岩絵の具は粒子があるので、光を通すと影ができやすく使えません。また灯りを通せるよう紙は薄いのでとても緊張するそうです。その日伏見稲荷大社さんで灯りがともった自分の行灯画を見て、想像と違っていて悔しい気持ちを味わったこともあるそうです。難しくもあり、毎年ワクワクしながら取り組んでいます。

 

『咲く』
牡丹の花です。花びらや葉っぱの脈絡が細かく描かれ、光を通すとふわっと浮かび上がります。

 






次の絵は、行灯に張り込んだ写真がなかったのですが、灯りが灯ったらどんな風に変わるか想像しながら見て下さい。

 

『只』

『ながるる』

『天翔る』

『花の音』

 


色んな題材の絵がありますね。

 

そして、最初の頃の写真がありました。

 

 

かっぱです^^楽しくて何年間かかっぱを描いている時期があったそうです。

 

今年は初心に戻って、「かっぱを描こうかな~、、」斉藤和の独り言。

どんな絵が、行灯画となって伏見稲荷大社さんに並べられるのでしょう。

また絵が完成しましたらブログで報告します。

そして、どうぞ伏見稲荷大社に遊びに来ることが出来る方、お楽しみにしてて下さいね。本当に沢山の行灯画が観られて楽しいお祭りです。





最後までお読みいただき、ありがとうございます。。

 

 

今日も素敵な一日となりますように!

 

斉藤和本人が書く熊本スケッチレポート。

たんぽぽプロジェクト企画室のたんぽぽです。今回のブログは、先日熊本に行ったスケッチのレポートを斉藤和本人がします!!^^

10月に熊本で斉藤和の個展が開催予定なのですが、その作品制作に向けてスケッチに行きました。どんな所に行ってきたのでしょうか。

 

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私は熊本、小国町の鍋ヶ滝にスケッチに行って来ました。小国町は次の新千円札の肖像画のモデル、北里柴三郎博士の生誕地です。
この滝は、取材のメインの場所、、というのも、10月の個展在廊中に、私がライブで墨だけでこの滝を描くというイベントを行う予定だからです。
 
この滝の特徴は、なんと言っても滝の裏側から滝を見ることができることです。
滝の裏側からスケッチをしていると、天井の岩からポタポタと水滴が落ちてきて、ボールペンで描いた絵が滲んでいきます。
スケッチの描き始めです。

 
 
 

 
菊池市の菊池溪谷。
ここにも幾つか滝が流れていました。渓谷は阿蘇火山岩で形成され、美しい水に新緑と風。水溜まりには小さなサンショウウオもいました。
 
 
 
阿蘇大観峰から中岳と草千里。
 
大観峰から見る阿蘇外輪山と一面の水田。
中岳では草原の向こうにツツジが咲き誇り、その先にむき出しの地層から噴煙があがっていました。
草原が雄大に広がる草千里。赤牛がのんびりと草を食べていました。
 
 
 
阿蘇の仙酔境。
地層と山とキリシマツツジ
 
 

小国町のけやき水源と鏡ヶ池。
樹齢千年の大けやきの根本から渦のように砂を動かしながら、写真では分かりにくいですがびっくりするくらい水が湧き出していました。
 
どの場所も、創作のインスピレーションをたくさん頂きました。どんな絵になるか自分でも楽しみです。

 

 

___________斉藤和のスケッチブログ、楽しんで頂けましたか。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

今日も素敵な一日となりますように!

斉藤和の文庫本の表紙装画の話

こんにちは。今回は、5月になったら思い出す3年前の5月に発売されました、斉藤和が表紙装画しました本についてご紹介したいと思います。

 

 

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斉藤和を知ってもらおう画歴シリーズ第4弾になります。

2019年5月。

朝日文庫さまよりドナルド・キーン著の『このひとすじにつながりて』ーわたしの日本研究の道ーという本が発売されました。斉藤和の『天翔ける』という絵を見たデザイナーの方が気に入って、この本の表紙装画をご依頼して頂きました。

 

『天翔ける』

取材地は、奈良県明日香村です。雄大な田園と山々に星が流れ、長い歴史の重みも感じられるような絵です。

 

斉藤和はその昔、流星群が出現している時に流れ星を見ました。一瞬のはずなのに時間が止まったように感じたそうです。

空に一本の線が絵のようにとぎれとぎれに美しく描かれていく様に驚いて、その瞬間を描かなければ、と思ったそうです。

 

 

この『天翔る』シリーズはとても人気があり、斉藤和の代表的な作品の一つです。

その後、田布施農工高校の日本酒のラベルにもなりました。(ブログ:「斉藤和が学生の作ったお酒のラベルに!」を見て下さい)

 

 

発売日は大騒ぎです。本屋さんへ朝から向かいました^^

ドナルド・キーン著『このひとすじにつながりて』ーわたしの日本研究の道

 

本屋さんにて

 

ドナルド・キーン氏は、文化勲章菊池寛賞はじめ数々の賞を受賞されている日本文学研究者、文芸評論家であり翻訳者です。

ニューヨークに生まれ、コロンビア大在学中に、『源氏物語』に出会い感銘を受けます。第二次世界大戦後、京都大学大学院に留学したあと、コロンビア大教授に就任しました。古典から現代文学まで広く研究しその美しさを語り、海外に日本文学の評価を高め、日本と世界の架け橋として多大なる貢献をされました。

2011年震災後には、日本国籍取得を決意し、雅号を「鬼怒鳴門(キーン・ドナルド)」とするほど、日本を愛していました。

2019年2月、大好きな日本の新しい時代ー令和ーを知る前に逝去されました。

 

『このひとすじにつながりて』ーわたしの日本研究の道ー』

この本は、キーン氏が幼少期から抱いていた日本及び日本文化への憧憬や、京のぼっくりの音やカエルの声に古き日本を聴き取り、三島由紀夫谷崎潤一郎ら当代の文豪、知識人との交流から新鮮な刺激を受けた日々を、若き海軍の通訳士官から日本文学研究者に至るまでのひたむきな道程が詰め込まれた、ドナルド・キーン氏の前半生の自叙伝です。

 

❀雑学メモ❀ 文庫『このひとすじにつながりて』ご希望の方は、本屋で販売されておりますが、置いて無い時は店頭でご注文下さい。アマゾンなどでも販売しております。

 

 

『天翔る』は、流れ星が印象的な絵です。

一番最初に描いた『天翔る』は、、

『天翔る』
取材地は、京都市右京区北嵯峨です。夜の静かな田園風景の向こうには家の灯りがあり日常の外で、流星に照らされた田が浮かび上がり、幻想的な風景です。

 

 

『天翔る』

取材地は、石川県小松市安宅。梯川 (かけはしがわ) 河口近くの風景。
田園風景ではなく、川に映った家の光も美しく、星さえも映しこんだような川面に流れる星も綺麗です。

 

 

 

『天翔る』のポストカードを作ってみました。

「天翔る」のポストカード

 

 

ポストカードご希望の方は、ブログ「第11回 斉藤和のスマホケースとポストカードのお知らせ」に詳細をかいておりますので、そちらをご覧ください。

 
 
ご注文・お問合せ・ご質問など、メールにて下記アドレスまでお申し付けください。
 
tampopo_pk@yahoo.co.jp  (たんぽぽプロジェクト企画室)
 
 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。。

 

 

今日も素敵な一日となりますように!

斉藤和の点描で描く障壁画とアトリエ

今回は斉藤和のアトリエの様子や絵を、そして斉藤和が描く障壁画についてご紹介したいと思います。 

 

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斉藤和がアトリエで現在描いている絵は、、

 

『月のつつまれし』の制作途中です。

 

今描いているこの作品は、繰り返し描かれどんどん進化していってる絵の一つです。

同じ絵を描いても、やはり毎回違うそう。描いている季節、温度、湿度、時間によっても絵具の状態、渇き具合、のりかたなどが変わり絵も変わってきます。もっと言えば、その時の気持ちや年齢によっても、感じ方が変わっていけば、絵も変わっていきます。だから、絵は面白いんだと思います。同じ絵を描いても、同じ絵は一枚もないのです。 

 

『月のつつまれし』医王山薬王寺所蔵

 

『月のつつまれし』の一番最初に描かれた作品です。

2002年に初めて障壁画として、広島の医王山薬王寺さんに納められました。とても大きな迫力のある作品です。

 

その当時ご住職さまは、大本山の京都嵯峨野にある大覚寺で修業をされておられました。ご住職さまからは、``竹と紅葉‘‘というご希望で、ご依頼を頂きました。ご住職さまの修業をなされているその大覚寺の道場を描きたいと斉藤和は思い、近くを散策し見つけた場所だそうです。

 

『月のつつまれし』は大覚寺の大沢池と紅葉を題材にしています。

紅葉は線のみで色はいれていません。その理由とは。。

紅葉が月光に包まれているのか、月の光が紅葉に包まれているのか、池が両方に包まれているのか、、、答えが出ず、どれも描いてはいけないと、紅葉は色を塗らないと決めたそうです。小さな平筆で点を打ち立てて描いています。

182㎝×364㎝の大きさの画面を、点の描写で表現。。想像しただけでも震えてきます。そこから生まれたこの紅葉の美しさ、光の神々しさ、、。

 

住職さまは、自分が見た風景が広がっていて驚かれたそうです。斉藤和の洞察力は並大抵ではないとおっしゃいます。

 

 

第二回ブログ「アトリエに陽がこぼれる」でもご紹介しましたアトリエの様子。その中で描いていた『陽のこぼれる』。

それを最初に描いたのが、『月のつつまれし』と一緒に納めさせて頂いたこの絵です。

『陽のこぼれる』182㎝×364㎝

 

京都大覚寺近くの竹林です。この作品も、竹であって、竹は一つも描いていないそうです。枝も葉も無く、無数の点で天然緑青を使い、実際に見た陽がこぼれてくる印象を表しています。

広島の薬王寺さんでは皆に見てもらいたいと、この障壁画を玄関に、2枚を半年ごとに交代しながら飾って下さいます。お客様は「見ていて気持ちがいい。生きて動いているようだ」とおっしゃって下さるそうです。

 

実は昨年、美術雑誌「月刊 アートコレクターズ 7月号」にて、斉藤和と医王山薬王寺住職さまとの対談が実現しました。

 

ーーー斉藤和 初奉納の障壁画との再会ーーー

斉藤和(日本画家) ✖ 仲井妙蓮(医王院薬王寺住職) 特別対談

その中で、ご住職仲井さまの話がとても素敵なので少し抜粋して、、

『「陽のこぼれる」から何を学ぶか、尋ねられたことがあります。真言密教には梵字または悉曇(しったん)という文字があって、最初に筆を下ろすところを命点と言います。発心点とも呼ばれる命の元です。先生の絵を拝見すると、それがたくさん集まっている。どれが命点なのかわかりませんが、それらが重なって竹が出来ている。ひとつの世界は自分だけではなく人という点が集まって社会ができる。この絵からはそういったことを感じます。』

 

 

❀雑学メモ❀ 『医王院薬王寺』は、広島県東広島市黒瀬町にあります。写経道場や占術士や四柱推命、終活ガイドの資格もお持ちです。ご参拝をご希望の方は、ホームページをご覧のうえご参拝ください。写経などは要予約です。

医王山薬王寺

 

 

アトリエ風景に戻ります。

アトリエ風景と、スケッチで小さくなった鉛筆達です。

 

壁にかかっている絵は『水』シリーズ。斉藤和の抽象画は、数が少ないので貴重です。

『水』

 

 

              『水』  

『水』

 

アトリエの近くに、お酒の神様「松尾大社」があります。

お酒の神様という事はお水が命。その松尾大社の中に瀧が流れ、その傍に湧き出るお水があり、斉藤和は朝、よくそのお水を頂きに行きます。ある時、その場所に立つと覚える不思議な感覚を絵にしたいと思ったそうです。どう描くか苦慮していた頃、「水神さまを身近におきたい」という絵のご依頼を頂いて重なり生まれたのが、この水シリーズです。この作品も、今まだ進化中です。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

今日も素敵な一日になりますように!

斉藤和の絵が、学生の作ったお酒のラベルに!

たんぽぽプロジェクト企画、第16回斉藤和スケッチプレゼントに本当に沢山のご応募頂き、ありがとうございました!!厳正なる抽選の結果、当選者は、H・S様に決定させていただきました。おめでとうございます!

次回は夏になる頃に出来たらいいな、と思っております。その時はまたどうぞどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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今回のブログは、先日斉藤和のインスタグラムにドイツの学生さんから届いたお話からしたいと思います。

その学生さんは、ワインの醸造を学べる大学に通っていて、初めて自分でスパークリングワインを作っているそうです。その熱い思いを語ってくれました。

初めてのスパークリングワイン。そして、斉藤和の絵をインスタで見つけてとても好きになって下さり、そのワインのラベルデザインに斉藤和の絵を是非使わせてもらいたい、というお願いでした。

 

斉藤和とたんぽぽプロジェクト企画室の想いの中に、日常の中に絵を、、そして世界にも日本画の素晴らしさを斉藤和の絵を広めていきたいということがあります。

学生さんの想いが伝わってきたので、無償で使ってもらうことにしました。

ラベルに希望してくれた絵は、『竹の花』という作品です。

 

取材地は、京都嵯峨野の竹林です。


お月に照らされ浮かび上がる桜と竹。正面から見ているはずなのだが、お月に伸びる竹と桜の花がお月まで届きそうで夜の空とのつながりが感じられる素敵な絵です。

この日本画がドイツのワインとして、どんなラベルになるのか。ドイツの学生さんたちの反応はどんななのか。六月頃出来る予定らしくとても楽しみです。

出来ましたら、写真でご紹介させてもらいますね^^

 

 

 

 

学生さんがお酒を造る、というと不思議に思われますが、日本でも学べる大学はあるそうです。そして、なんと高校で唯一1校だけ酒造りの全工程を学べることが出来る高校があります。

山口県田布施農工(たぶせのうこう)高校 酒造蔵部(しゅぞうくらぶ)です。

校内の水田を使っての酒米の栽培から、精米、蒸米、仕込み、瓶詰まで日本酒の醸造を一貫して学べ、日本酒を作り出しているそうです。

 

2019年、田布施農工高校の先生とご縁があり、斉藤和は酒造蔵部さんの活動に共感しました。今まで文字だけだった日本酒のラベルに斉藤和の絵を使ってみたいと言ってくださり、生徒さんの情熱のこもったお酒が斉藤和の絵で飾られ出来上がりました。もちろん、県立の高校ですので、無償でお引き受けしました。

 

 

清酒 滄桑(そうそう)というお酒のラベルに使われたのは『風の往還』です。

『風の往還』

 

 

清酒 賛否両論(賛否両論)というお酒のラベルに使われたのは『星回廊』です。

『星回廊』

 

 

高校で作られるお酒は、高校生は味を見たりすることはできません。どうやって作っているのか。「香りをかげば、発酵のどの段階かもだいたいわかります」と言っているインタビューをみました。香りや色を五感を研ぎ澄まし感じ、本当に誠心誠意、心を込めて試行錯誤しながら作られていることでしょう。

 

そして、酒造蔵部さんと、山口県の酒造・株式会社はつもみち``酒造さんとのコラボから生まれましたお酒も造られていました。

そのお酒は、純米酒 清春(せいしゅん)です。

 

 

このラベルの絵には、『天翔る』が使われました。

『天翔る』

 

青いボトルに入れられたお酒に、青い斉藤和の絵たち。高校生活という限られた時間の中で酒造りにかける高校生たちの熱い思いに、青い色がぴったりと寄り沿えてる気がします。

 

こちらの出来上がった純米酒清春」は、店頭やネットで販売が可能となっています。

清春」のラベル、『天翔る』に描かれた``ひとすじの流れ星‘‘を眺めながら、酒造蔵部の生徒さんの想いを感じながら味わい頂きました。本当に美味しかったです^^

 

 

❀雑学メモ❀ 山口県周南市にあります、株式会社はつもみち`酒造さんは、創業文政2年(1819年)200年もの歴史があります。地域社会の発展に貢献することを使命としているそうで、この素晴らしいコラボも納得です。

 

 

田布施農工高校酒造蔵部さんと、はつもみち``酒造さんとのコラボのお酒「清春」。。今年はどんな味になるでしょうか。冬頃発売されましたら、また今年も是非購入して味わいたいものです。^^

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。。

 

 

今日も素敵な一日になりますように。。。

 

斉藤和 桜のスケッチプレゼント!!

今日は、日本画家 斉藤和のスケッチプレゼント企画のご紹介をしたいと思います。

沢山のご応募お待ちしております!!

 

 

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たんぽぽプロジェクト企画室では、もっと日本画を、、斉藤和を知ってもらいたい好きになってもらいたいという想いと感謝の気持ちを込めて、これまでに「たんぽぽプロジェクト」として、斉藤和のスケッチプレゼントを15回させてもらいました。

前回のブログでスケッチに行った話で、桜並木をご紹介しました。今回第16回目スケッチプレゼントは、この時にしたスケッチの一つを斉藤和よりプレゼント用に選んでもらいました。

 

京都の桜は桜吹雪が舞い、最後の美しさを魅せながら、葉桜を楽しむ所も増えました。時期的には少し遅くなりましたが、桜の幸福感をスケッチを通して引き続き感じて頂けたらなと思います。

 

第16回斉藤和スケッチプレゼントは、こちらになります。

 

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サイズは、約10㎝×15㎝

取材地は、京都の「蟹満寺」駐車場横桜並木にて

 

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斉藤和スケッチ風景

 

斉藤和より、当選された方に望みが一つあります。百均の額でもいいので、スケッチの絵を額に入れて飾って下さい、といいます。絵がある日常を感じてもらいたいと願っています。

 

❀応募方法❀

プレゼントをご希望される方は、お名前と『スケッチ希望』とご記入頂き、下記のメールアドレスまでお送り下さい。

厳正なる抽選により、ご当選の方のみご当選をご報告させて頂き、スケッチを贈らせて頂きます。

締め切りは、4月19日(火)まで

 

❀申し込み先❀      

tampopo_pk@yahoo.co.jp   

 

 

どうぞ沢山の方のご応募お待ちしております!!

 

 

また、斉藤和日本画作品集『絵言葉』 (詳細:ブログ第7回「斉藤和 日本画作品集『絵言葉』は、こうやって出来ました!」)、スマホカバー、ポストカード(詳細:第11回「斉藤和のスマホケースとポストカードのお知らせ☆」)の販売も随時行っておりますので、こちらも引き続きよろしくお願いいたします。お問い合わせは上記メールまで。

 

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桜が散って川に流れる様を、花筏(はないかだ)と言います。桜は花が咲き乱れる美しさとはらはらと散る美しさがありますが、そのあと散った桜の花びらも人は美しさを感じ心を揺れ動されます。

 

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『桜岐れ』

 

 

f:id:tampopoproject:20220412222609j:plain『花細工』

 

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。。

 

 

 

今日も素敵な一日となりますように。。。

 

斉藤和の描く小学校と春のスケッチ

今日は、近所の小学校の入学式。おめでとうございます🌸そこで小学校や一年生にちなんだ斉藤和の絵をご紹介したいと思います。

 

 

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入学式にはまず桜ですね。

f:id:tampopoproject:20220404223842j:plain『花の記憶』

この作品の取材地は和歌山県田辺市

廃校になった小学校。木造で昔の小学校の風情が残っています。この桜は、沢山の小学生の姿を見てきて、今もこの場所で変わらず毎年花を咲かせます。とても美しく描かずにはいられなかったそうです。

 

 

f:id:tampopoproject:20220404223833j:plain『道草』

新入生は、体よりランドセルの方が大きくてすぐにわかります^^あれ見て~、と声が聞こえてきそうです。

 

 

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『チューリップ』
小学1年生の時、チューリップを球根から育てるというイメージがあります。赤、黄、白色と鮮やかな絵です。

 

 

また入学して少しして蓮華畑にみんなで行ったり。

f:id:tampopoproject:20220404231145j:plain『れんげの頃』

取材地は、京都北嵯峨。

このれんげ畑にも、近くの幼稚園や小学校の子供たちが遊びに来ます。

この絵の優しい絵の感じは、色鉛筆も使われ描かれています。

 

❀雑学メモ❀ 蓮華の花の、ピンク色を見ると幸せな気持ちになります。花言葉は「心和らぐ」というのが納得です。春の短い期間だけの贈り物ですね。

 

 

四月。いっぱいの「よくできました」をもらえるように新しい気持ちでスタートです!

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『花遊び』

 

 

 

昨日、斉藤和は京都精華の方面に春のスケッチに行きました。

桜はもちろん沢山の春の花が咲き、鳥が飛び、新緑が冴え冴えし、青い空と、自然の色の美しさに目が喜んでいます。

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シロツメクサ   カラスノエンドウ   アネモネ

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菜の花             レンギョウ

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ユキヤナギ            トサミズキ

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つつじ  桃   こぶし  ラッパスイセン  ?

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そして、春と言えば、つくし。

沢山の花を、見つけます。見つけると懐かしい花から、知っているけれど名前を忘れていたり、本当に春は楽しいですね。初めてみた花というか、2メートル以上ある大きな猫じゃらしみたいな草?これはなんていうのでしょう。。



 

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「蟹満寺」の駐車場横の桜並木。桜の木が、整備されすぎていない感じでのびのびと咲いています。広大な田畑と桜、遠くに野焼きの煙が上がり、美しい景色。。

 

❀雑学メモ❀ 蟹満寺(かにまんじ)

神(カム)と幡(ハタ)=機織りの意=からなる神幡(かむはた)郷という美称がお寺の名前の由来。その名のごとく、渡来系民族で織物にたずさるわる人が多く住んでいたよう。平安時代以降、今昔物語集に出てくる「蟹の恩返し」縁起で有名になったそうです。

 

 

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木の中が空洞になった幹がありました。その木からもまだまだ新しい枝が生え、花が咲いています。生命力あふれる様に、エネルギーを感じて元気になります。

 

 

 

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この枝ぶり。。これも生命力!!

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

今日も素敵な一日になりますように!!

斉藤和の描く淡墨桜と渓仙桜

京都では24日に桜の開花宣言が出ました。街並みももうすぐ春爛漫です。待ち遠しいですね。今日は、斉藤和の桜巡りをしたいと思います🌸

 

 

たんぽぽプロジェクト企画室のたんぽぽです。日本画家 斉藤和の応援ブログです。

斉藤和のTwitterはこちら。 http://Twitter.com/saitoukazu

 

 



斉藤和が描く桜の絵はとても多く、これまでのブログでも何点かご紹介してきました。寺院の桜や、家々と共に生きる桜は、日本古来の美しさが醸し出されます。

桜は日本人の心に当たり前のような存在として、そして数々の想い出も桜と共に心に残っています。斉藤和の描く桜は、そんな心のひだに添い続けているように感じます。

 

 

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『里の花』

 

取材地は富山県。春の新芽で冴え冴えした緑の山。その麓の集落の桜たちは、その年月ずっとそこに住まう人々と共に暮らしてきたのでしょう。斉藤和の線の繊細さで描く家々、山の木々や桜で作られる奥行きから自然の雄大さが感じ取られます。その表現の色がとても美しく見ごたえある作品です。

 

 

 

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『花便り』

 

取材地は、京都市鳥居本

京都・久美浜の山中で育った斉藤和は、いつも山頂まで歩いていき、山々の向こうに見える景色を眺めて育ちました。そこから麓を見ていると冒険心のようなものを感じ、今でも高台からの風景に魅了されるそうです。この作品もその一つです。

またこの作品は、日常の夜の灯りがついた窓々の中の人々を、夜も美しさは変わらずひっそりと咲き見守る姿に、また違った桜の魅力が伝わるような気がします。

 

 

桜そのものをメインに描いている絵もあります。

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『桜』

 

京都右京区にある車折神社(くるまざきじんじゃ)にあります「渓仙桜」です。

金箔の高貴な色の中に淡い色で描かれた桜の花々が、目を引きます。

 

❀雑学メモ❀ 渓仙桜は、日本画家 冨田渓仙(とみた けいせん) が車折神社に献木したことでその名が付きました。三月下旬頃が見頃です。

 

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車折神社の「渓仙桜」

 

 

 

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淡墨桜

岐阜根尾谷の淡墨桜です。

 

この桜は、斉藤和が敬愛する日本画家 吉田善彦さんも描いていますが、斉藤和もいつか描いてみたいとずっと思っていました。

この作品は軸装しりっぱな姿になりました。少しは近づけたかな、、まだまだだ、という二つの想いから、またいつか必ず描きたいと言います。

 

❀雑学メモ❀ 根尾谷の淡墨桜は、国の天然記念物に指定され、また日本三大桜の一つと言われています。樹齢はなんと1500余年、高さは17mほどある大木で、継体天皇がお手植えされたとか。。綺麗な花びらが散り際に淡い墨色になることからこの名が付けられたそうです。

根尾谷の「薄墨桜」

 

 

 

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『花の道』

取材地は、京都右京区広隆寺

桜は満開がすぎ、散っていく桜の花びらの爽快さと神秘的な感じがします。

 

 

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『花宴』
取材地は名古屋。

斉藤和が描く桜の絵でめずらしい色目の表現で、素敵です。軸装になりました。夜桜がとても美しい場所だそうです。

 

 

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『花のそばに』

 

取材地は京都右京区大覚寺。斉藤和のよく訪れる大好きな場所。竹と桜が共存し、桜が花開いた時一層竹の緑も冴え、春の二重奏を奏でます。

 

 

 

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『花の道』


桂川沿いの嵐山に続く道に、バス停留所があります。バス停は今は使われていませんが、標識やベンチがその昔の風情のままあり続けています。桜の咲いたお天気のいい日、ご老人がベンチに座りのんびりと過ごしたり、この場所だけゆっくりとした時間が流れているような所です。

 

 

斉藤和の描くひと足早い桜たち、いかがでしたか。

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。。

 

 

 

今日も素敵な一日になりますように。。。